【ジャズ漫画】ブルージャイアントを読んだ感想

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ジャズに目覚めた仙台出身の若者・宮本大が、世界一のサックスプレーヤーを目指す漫画『BLUE GIANT』。累計650万部を超える本作は、日本編から始まり、ヨーロッパ編『BLUE GIANT SUPREME』最終第11集とアメリカ編『BLUE GIANT EXPLORER』へと続いた。

『BLUE GIANT』(ブルージャイアント)は、石塚真一の漫画で、ジャズを題材にしている。『ビッグコミック』(小学館)2013年10号から2016年17号まで連載される。そして、 2016年18号からはタイトルを『BLUE GIANT SUPREME』(ブルージャイアント シュプリーム)と改め、ヨーロッパ編が連載。 2016年のマンガ大賞で第3位を獲得。2017年には、第62回「小学館漫画賞」(一般向け部門)、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞し、高く評価されている。

本記事では『BLUE GIANT』を読んだ感想とヨーロッパ編『BLUE GIANT SUPREME』、アメリカ編『BLUE GIANT EXPLORER』の序盤を語っていく。

『BLUE GIANT』 あらすじ

宮城県仙台市に住む高校生・宮本大は真っ直ぐな性格の持ち主だが、将来何をしたいのか分からず学生生活を送っていた。ある日聴いたジャズの曲に興味を惹かれ、初めて訪れたライブハウスでジャズの演奏を目の当たりにしたことで、サックスプレーヤーを目指すことを決意。サックス購入のためにアルバイトを始める。

購入費はなかなか貯まらなかったが、それを知った兄・雅之がローンでサックスを購入し大にプレゼントする。毎日学校帰りに河原でサックスを練習し続けた大は、リード購入の際に立ち寄ったことで知り合った楽器屋の店主からライブ出演の誘いを受け、小さなジャズバーの出演バンドにゲストとして参加するが、常連客から音が大きいだけでうるさいと罵声を浴びせられ、呆然としたままステージを降り帰路につく。

その後も日課である練習を続けるなか、大が出演したジャズバーのマスターから音楽教室の講師:由井を紹介される。大の演奏に、いろいろ落第点をつけるも、次回から家に来いと誘われ大は快諾。教室に通うことで大の演奏はパワフルさを増し、繊細な部分も向上していった。サックスプレーヤーになるために高校卒業後は上京することを決意した大は、上京前に最初のステージで罵声を放ったジャズバーの常連客を招いて、今の自分の演奏を聴かせる。常連客はしかめ面をしながらも最後まで演奏を聴いて店を出た。

BLUE GIANT感想

主人公のまっすぐなところ、ひたむきなところ。それが大の真の才能かもしれない。理由はないかもしれないが、世界一のジャズプレイヤーになるという想いだけでただただ毎日サックスを吹き続ける。何かをやるのに、理由をあれこれと求めてる自分が馬鹿らしくなる。別に理由なんていらない、熱い気持ちだけ持って吹き続ければいい。可能性を信じることができない人はみな落ちぶれ諦めていくが大は違う。ときには挫折をするがすぐにまたサックスを吹き続ける。行うべきことを分かっている。大になりたいと思った(笑)。

雪祈と玉田と組むことになった大。最終的には雪祈は事故に遭ってしまったがそれまでの過程は非常に興味深かった。

BLUE GIANT SUPREME感想

単身、ドイツ・ミュンヘンへ乗り込んだ大。宿泊・食事などの確保はできたものの、肝心の練習場所が見つからない。片っ端からジャズバーを訪ねるが『アジア人のジャズは聞いたことが無い。』と断られるばかり。想像以上の現実にコーヒーショップで途方に暮れていると、隣で読書をしていた地元の大学に通うクリスが声をかけてくる。

全編にわたって激しい音の雨に打たれたような感触。ストーリーにもグイグイ引き込まれて熱が入る。ラストライブはこんなにも心が通い合うようになったと感じて感極まる。音で対話し一つになる感覚に近いのであろう。大自身の成長もあるだろうがそれ以上のものも見れたヨーロッパ編だった。

BLUE GIANT EXPLORER感想

ドイツで結成したバンド、「NUMBER FIVE」での活動を終わらせ、帰国した大は合宿に通い自動車免許を取得し、玉田と再会を果たす。次に単身アメリカへ行くことを告げると、退院した雪祈が作曲の勉強でアメリカの音楽大学に入学したことを知る。そして大はジャズの本場・東海岸ではなく、西海岸・シアトルの地に降り立つ。

ポートランドを離れた大は、以前乗せたヒッチハイカーのジェイソンと偶然再会。再び車に乗せる。向かう先はサンフランシスコへ。

終わりに

ブルージャイアント。ジャズについてはあまりわからない。しかし、作者の絵と大の真剣な眼差しでジャズに引き込まれる漫画。ジャズに対しての大にしびれる。漫画アプリである「マンガワン」にて同じ石塚 真一(いしづか しんいち)さんが描いた漫画「岳」が掲載されていたので読んだ。こっちは山の話だけどまた魅了されるものであった。

ちなみにブルージャイアントの意味は第3巻で公開されたが「あまりに高温なため赤を通り越し、青く光る巨星。青色巨星のこと」を意味する。「若い頃、仲間うちで、世界一輝くジャズ・プレイヤーを『ブルージャイアント』と呼んでいた」みたいです。

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