【ブラックナイトパレード1巻】ネタバレ感想|サンタは“さん”付けてよ

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日野三春が就職することになったサンタクロースの会社。北極に本部を構え、昔に赤いサンタクロースが亡くなってからは、クネヒトが家長という肩書きで代表を務めている。円滑に子供に贈り物を届けるためにさまざまな部署が存在し、三春はその中の石炭課に所属している。会社のロゴはサンタの帽子を簡略化したデザインで、会社のマスコットキャラクターは袋。

初任給は手取り30万円で、昇給、残業代、ボーナス有。社員は会社の寮に入ることになる。社員は全員黒いサンタクロースの格好をすることが義務付けられている。

【ブラックナイトパレード1巻】ネタバレ

あらすじ

どこにも取り柄のない日野三春は大学受験に失敗、就活するも実らず三年の間、コンビニバイトで同僚の不手際の責任を押し付けられる毎日を送っていた。

三度目のクリスマスの夜、限界を迎えた三春は同僚と同じように廃棄するケーキを盗んでしまうが、それを黒いサンタ服の男に咎められる。「悪い子」だと告げられた三春は誘拐され、気づいたときにはサンタクロースの本拠地である北極の会社に居た。サンタの本拠地であるにもかかわらず黒いサンタしかいない、さらに会社として成り立っている奇妙な環境に三春は困惑するが、コンビニバイトよりもはるかに好待遇である誘惑にあらがえず働き始める。そして三春は自分とクリスマスとの重要な関係を思い出していく。

1話ネタバレ

主人公はポーソン練馬北口店というコンビニで働く真面目な青年・日野三春。大学受験に失敗し、就活にも敗れ、気が付けば三年もコンビニの深夜のアルバイト。

一方、後輩の皇帝(カイザー)はちゃらい男で仕事も全くせず、廃棄弁当などを貪る日々。彼は難なく就職を決め、おまけに可愛い彼女がバイト先に迎えにきて、無断で早退してクリスマスデート。追い打ちをかけるように、廃棄の食品を食べたと店長に疑われる始末。

真面目な三春は廃棄するふりをして初めてケーキを盗み、逃げるように帰路に着く。看板に腰かけている黒いサンタの格好をした男が見ていた。アパートに戻ると若いカップルが部屋に入っていくのが見え、二人がいちゃいちゃするのに耐えられない三春は時間を潰そうとそのまま外をうろつくと、ホルモン焼きの屋台を見つけた。

三春が廃棄品を盗んだ現場を見ていた黒いサンタの衣装に身を包んだ男がいて、一人でホルモンを焼いていた。三春は一人酔いつぶれ、黒いサンタに向かって愚痴をこぼしまくるが、不意に黒いサンタが話し始めた。

本場のクリスマスにはサンタが二人いて、良い子の所には赤いサンタが来て、悪い子の所には黒いサンタがやってきて、石炭や獣の臓物と石炭をプレゼントする、と。

もっと悪い子には鞭、と鞭が三春の横を通って暖簾に打ち付けられる。

笑っていた三春も、そこで異変に気が付く。

黒いサンタは、三春の盗んだ廃棄のケーキを切り分けようかと言うが、賞味期限が切れているからと断ろうとする三春だが、上から水がこぼれてきて肩を濡らす。屋台の軒上を見上げると、そこには大きな口からよだれを垂らす黒いサンタ以上のサイズの袋が。三春は大きな口を開けた袋に飲み込まれていた。

気が付くと、クリスマスの装飾が施されたベッドに寝ていて、部屋を出た先には黒いサンタが待っていた。三春の二日酔いを心配するが、すぐに話の続きを始め、とっても悪い子は袋に詰めて攫われ、そして、赤いサンタクロースと良い子達のクリスマスのために働くんだ。

おめでとう三春君。内定だ。今日から宜しく頼む。

2話ネタバレ

最初は浮かれていたが、昨日のことは夢だったのかと確認すると、三春を食べた袋は食べたが歯形がつかないように優しくしたと証言。現実のことであることを確認する。

逃げ出そうと部屋を出ようとする三春だが、ドアの先にいたのはここで働いている志乃と鉄平。美男美女な二人に心を許しかけるが、どこかおかしい人だと怪しみ、頭を冷やすために外に出る。

なんと外は北極だった。

【ブラックナイトパレード】キャラクター

日野 三春(ひのみはる)

本作の主人公。大学受験に失敗し、就活するも実らず三年間のコンビニバイトを経て黒いサンタの会社にスカウトされる。善良な性格で、困っている人を見捨てることが出来ないお人好し。趣味は他人のほしいものリストを見ることで、その結果配属された『石炭課』で頭角を表す。幼いころに配達員の父親を亡くしている。

目(観察眼)が良く、上記の性格や趣味、ポーソンでの経験等によりサンタとしての能力は群を抜いている。父親が亡くなる前、なぜか自宅に赤サンタとともにいたクネヒトからブラックカードを受け取り、父親の死後、「自分が欲しい物(父親)」に会うために玩具を1000万円分注文したことがある。

大量の玩具を見た母親はショックで入院してしまい、何とかしようとクネヒトに連絡した結果、おもちゃをすべてプレゼントにして家から出すことを提案され完遂させた。

クネヒト

黒いサンタクロースの首領、経営的には社長。顔が無い。両手首を繋ぐ鎖を身に着けている。その鎖の魔法のために「良い子」に触れられない。実際には顔はおろか全身がなく、曰く「残っていない」らしい。口だけは例外であり、自分が信用できないから秘密を洩らさないように他人に預けている。嫌がらせのプレゼントとして有名な内臓(ホルモン)をもつ煮込みにして屋台でふるまっており評判がよい。

クネヒトの相棒。寝床は赤いサンタクロースの人形。巨大な口を持っており、相手を口に含むことで収納する。見た目の凶悪さとは裏腹に、口臭や口内環境には人一倍気を使っており、収納された人に不快感はなく、サウナとして最適

志乃(しの)

黒いサンタクロースの一員として働く美少女。優しい性格だが、仕事の際には通常とは全く違った表情を見せる。実家は寺で厳しい環境に辟易してつくりあげたイマジナリィフレンドの仏像が親友。

過去に母親に尼になるためと無理やり坊主にされた際、混乱して寺を全焼させてしまう、焼け落ちる寺から、黒サンタのスカウトに来たクネヒトに助けられて以来、好意を寄せている。

赤いサンタに直接あったことがある。

古平鉄平(こひらてっぺい)

黒いサンタクロースの一員として働くイケメンの青年。サンタクロースの家では料理長として働く一方、職を掛け持ちしている。弟達を養うために人の三倍の金を必要とする。

「悪い子」であることと同じ理由によりサンタという存在が死ぬほど嫌いだが、なぜかサンタとして働いている。

工場長

サンタクロースの家にある工場で働く妖精のリーダー。外見は可愛らしいが、性格と声はおっさんそのもの。三春の上司で、彼の出自や力量によって自分の立場が脅かされるのではないかと不安になりパワハラ気味。帽子のような衣装は、妖精達の親の死体の生皮。

ポーソン練馬北口店

三春とカイザーのバイト先のコンビニ。実はサンタクロースハウスの経営店舗であり、赤サンタ候補を育成するべく、毎日暴動レベルの客が押し寄せる。カイザーは基本さぼっていたため三春はこの暴動を一人で三年間さばいていた。

読んだ感想

黒いサンタ服の男に遭遇する三春。「悪い子の所には、黒いサンタがやって来る」そう語る男に「悪い子」だと告げられた三春は、突如、サンタの袋に“捕食”されてしまった話。

サンタさんは苦労していると感じてしまう。アニメ化するときはサンタは“クネヒト”になってしまう。聖おにいさんと同じく、映画化してほしい。最初は仲間キャラが優しい美少女、爽やかイケメン、感に障るチャラ男として登場しますが、巻が進むにつれ次第に見せていなかった部分が現れていく。

『悪い子』でもホルモン食べられるだけましだ。本当に悪い子は嘘つきなのだ。こんにち辛い世の中。ブラックサンタさんがやってくるよ。ホルモンもないと思え。おいしいご飯があれば我はダースベイダーにでもなってしまうものだ。

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