【読書という荒野】要約
著者は劣等感にまみれた少年時代を送った。小学校高学年のときには、同級生のみならず担任教師からもいじめを受けた。その悔しさはいまだに消えていないと述べている。中学校2年生では死ぬ覚悟でいじめに反撃した。この出来事で学んだことは、何かを変えるためには死ぬ覚悟を決めなくてはいけないことだったと話をしている。
大学に入学すると、読書と学生運動にのめり込む。そして、読書と旅と恋愛をやりきれば大きく成長し、人生を豊かに生きることができると語っている。
【読書という荒野】名言
編集者の武器は「言葉」だけだ。売れるコンテンツの条件は、オリジナリティーがあること、極端であること、明解であること癒着があること。
努力は圧倒的になって初めて意味がある。
実践しなければ読書は読書じゃない「人は自分が期待するほど、自分のことを見ていてはくれないががっかりするほど見ていなくはない」
【読書という荒野】感想
「血で血を洗う読書という荒野を、僕は泣きながら突き進むしかない」というフレーズがある。
血で血を洗う読書という荒野を突き進め
そもそも僕がなぜここまで仕事に没頭するかといえば
死の虚しさから逃れるためだ
いつか来る死の恐怖を振り払いながら勉強し
仕事をしてきた
この人の血肉の言葉であると感じる。例えば僕の場合はブログである。病気になってバイトができないと感じた。そのためにブログで稼ぐためにひたすら記事を数でうちデータを取りなんとか碁盤を稼ぐようにした。そのうえで初めて自分ができることができる。これはあスケールの小さい話であるが見城さんの場合はもっと壮大だ。
この人の人生は壮絶で壮大だ。その得てきた言葉が身に染みると同時にずっと体に突っかかる。この意味を理解しエネルギーにするためには行動するしかできないのだ。言ってしまえば見城徹の血肉は体の中では多くの時間をかけてやっとのことで消化することができる。それほどの人生を送ってきたのでもあるのだ。