【呪術廻戦11巻】ネタバレあらすじ感想|血操術「百斂。超新星」

暮らしのモノ

電車から出て流れ出てくる呪霊に五条は困惑していました。人間が減って困るのは呪霊の方をではないのか?と五条が考えているとき、スケボーのように一体の呪霊にのって真人が五条にむかってきました。

ドウッと渾身のパンチを決める真人ですが、五条の手前で弾かれると、本当に当たらないと言って嬉しそうに笑います。

【呪術廻戦11巻ネタバレ】

第89話『渋谷事変(7)』

電車から次々と呪霊が現れ、ホームの人々が襲われていく。真人が五条に攻撃を仕掛けるが、無下限呪術で攻撃は当たらなかった。五条が真人を攻撃するが攻撃は躱される。真人が「人間のキショイ所1つ教えてやるよ。いーっぱいいる所」と言うと、上から大量の人間がなだれ込んでくる。

さっきまで雑草で塞がれていた吹き抜けが解除されていた。五条は「やっぱ上にも呪霊か呪霊と組んでる呪詛師がいるな。渋谷に閉じ込めている一般人を次々に投入するつもりか」と考えていた。

脹相が赤血操術「百斂。超新星」を真人は無為転変「多重魂。撥体」で五条を攻撃。漏瑚も殴りかかる。無下限呪術で防がれ腕を掴まれるが、漏瑚は腕を外して逃げ去る。

漏瑚は「五条悟が虎杖悠仁とは違って冷酷さを持ち合わせていることは知ってる。ある程度の犠牲を前提として確実に俺らを祓いにくるだろうと。だが死者が増え生者も増え続けるこの状況ではそのある程度の天秤はもう機能しない。貴様が今すぐしなければならないのは領域。『無量空処』を展開することで領域内の呪霊らと人間を皆殺しにし領域外B5F投入前の人間を救うこと」

「だがそれはできんだろう。貴様の想定している犠牲は呪霊に殺される人間であって五条悟に殺される人間ではないからだ。考えろ、迷え、集中するのだ」と考えていた。

『0.2秒の領域展開』呪霊らの思惑とは裏腹に五条は領域展開を発動していく。

五条は一か八かの0.2秒の領域展開を行っていた。0.2秒は五条が勘で設定した非術師が廃人にならず後遺症も残らないであろう無量空処の滞在時間。0.2秒の間に改造人間を含めた非術師の脳には時間にして約半年分の情報が流し込まれ、全員が立ったまま気を失った。

B5Fの生き残りは2月後に残らず社会復帰を果たした。言ってしまえばそのレベルの無量空処であり、特級呪霊は今この瞬間に目を覚ますかもしれない。カウンターを考慮し、五条は標的を改造人間に絞る。そして、副都心線B5Fに放たれた改造人間およそ1000体を領域解除後299秒で鏖殺していく。

五条の目の前に獄門疆が現れ、夏油が開門させていく。

第90話『渋谷事変(8)』

夏油は呪霊たちと麻雀をしながら「獄門疆は生きた結界源信の成れ果て。獄門疆に封印できないモノはない」と言う。漏瑚が「だが流石に封印条件はあるのであろう?」と聞くと「1分だ」と答える。

「獄門疆開門後封印有効範囲半径4m以内に1分間五条悟を留めなければならない」と夏油が言う。それを聞いた漏瑚は、「おい、焼き殺すぞ。よもやその無理難題を押しつけるために手を組んだのはではあるまい。その条件下でアレの1分。蒙昧な人間共その一生を幾千積み重ねても釣り合わんぞ」とブチギレる。

五条の前に獄門疆が出現し、獄門疆が開門していく。五条は瞬時にそこから離れようとするが、後ろから「や、悟」と声を掛ける夏油に気づく。

自らの手で去年殺したはずの夏油が現れ、「偽物?変身の術式?」と考えていたが、六眼がすべての可能性を否定し、五条の脳内に夏油との思い出が溢れ出す。夏油は漏瑚に「大丈夫、1分と言ってもね。五条悟の脳内時間で1分だ」と答えていた。

五条悟が封印。夏油との思い出が蘇ったせいで五条の脳内ではとうに1分が経過。そして、獄門疆に封印されていく。

五条は呪力を感じられず体に力も入らず「詰みか」と感じていた。「で、誰だよオマエ」と五条が聞くと、夏油は「夏油傑だよ。忘れたのかい?悲しいね」と返す。「肉体も呪力もこの六眼に写る情報はオマエを夏油傑だと言っている。だが俺の魂がそれを否定してんだよ。さっさと答えろ。オマエは誰だ」五条が言う。

「キッショ」「なんで分かるんだよ」と頭を外していく偽夏油。

「そういう術式でね。脳を入れ替えれば肉体を転々とできるんだ。勿論肉体に刻まれた術式も使えるよ。夏油の呪霊操術とこの状況が欲しくてね。君さぁ、夏油傑の遺体の処理を家入硝子にさせなかったろ。変な所で気をつかうね」

「おかげで楽にこの肉体が手に入った。心配しなくても封印はその内解くさ。100年、いや1000年後かな。君強す過ぎるんだよ。私の目的に邪魔なの」と夏油が言う。

五条は「忘れたのか?僕に殺される前その体は誰にボコられた?」と返す。夏油は「乙骨憂太か。私はあの子にそこまで魅力を感じないね。無条件の術式模倣。底なしの呪力。どちらも最愛の人の魂を抑留する縛りで成り立っていたに過ぎない」

「残念だけど乙骨憂太は君になれない。おやすみ五条悟。新しい世界でまた会おう」と言う。

冥冥と共に地下鉄線路を走る虎杖にメカ丸の通信が入ってくる!?

第91話『渋谷事変(9)』

メカ丸の通信を受けた虎杖だったが、虎杖はメカ丸を潰そうとする。

メカ丸から「五条悟が封印された」と伝えられる。夏油が五条を封印しようとすると、「いつまでいい様にされてんだ、傑」と言うと、夏油は自分の首を掴んでいく。

この事態を受け、夏油は真人に「君は魂は肉体の先に在ると述べたがやはり肉体は魂であり魂は肉体なんだよ。でなければこの現象にも入れ替え後の私の脳に肉体の記憶が流れてくるのにも説明がつかない」と言う。

真人は「それって一貫してないといけないこと?俺と夏油の術式では世界が違うんじゃない?」と返す。五条が「おーい、やるならさっさとしてくれ。ムサ苦しい上眺めも悪い」と言うと、夏油は獄門疆を閉門し五条を封印していく。

獄門疆に異変が。冥冥はメカ丸に「あの五条悟だよ?何を根拠にそれを信じればいい?」と言う。メカ丸は「悪いが何もない。あえて言わせてもらえバ俺がココにいること。俺は既に10月19日真人という特級呪霊に殺されている。今の俺は生前の俺が残した保険に過ぎない」

「高度な保険。発動条件を五条悟封印後に限定せざるを得なかった。不発のリスクを低減するため事前にこの傀儡を忍ばせるのも3箇所までとした。虎杖悠仁は高専所属の術師の中で最も内通者の可能性が低イ。そして冥冥、アンタもこの状況で完全にシロと確信しタ」と返す。

冥冥が「何故?」と聞くと、メカ丸は「索敵に長けている人間が渋谷で暗躍せずに明治神宮前に派遣されているから。虎杖はそもそも数ヶ月前まで呪術界との繋がりがなかった」と返す。冥冥が「いやいや、体よく協力を拒むためかよ。それにすぐ渋谷に向かおうとした虎杖君を今の今まで止めていたのは私だ」と言うと、メカ丸は「では何故アンタを始末するための呪詛師がここに向かっていル?」

虎杖と冥冥はここに向かって来る気配に気づく。冥冥が「1、2、2人かな。虎杖君、コイツらと君がさっき戦った呪霊どっちが強い?」と聞く。虎杖は「多分さっきのバッタより強い」と答える。

冥冥は「虎杖君が祓った呪霊は拙いながらも人語を操っていたらしいしどんなに少なく見積もっても準1級以上」と考える。冥冥は五条の安否確認を優先して呪詛師を無視して先に進もうとする。

メカ丸は「もう渋谷の状況は変わっている。相手の結界術はコチラの数段上手だ。今渋谷には4枚の帳が降りている。A一般人を閉じ込める帳、B五条悟を閉じ込める帳、C術師を入れない帳」と止める。憂憂が「この線路の先もCの帳で塞がれていると」と言うと、「そうだ。既に待機していた術師達は帳の中だろう。帳の内側では携帯は使えなお」とメカ丸が言う。さらに、帳外にいるはずの補助監督とも繋がらない状況だった。

メカ丸が「頼む、俺の指示に従ってくる。俺のこの保険もすぐ消えてしまう。頼む」と言うと「分かった、言ってごらん」と冥冥が返す。メカ丸は虎杖に「虎杖は明治神宮前に戻り地上から渋谷に向かってくる。五条封印を術師全体に伝達。五条奪還をコチラの共通目的に据えろ」と言い、冥冥には「虎杖が抜ける隙を作ってくれ。呪詛師撃退後はとりあえずこの線路を抑えておいて欲しい。だがまだ相手の出方が分からン」と伝える。

「五条悟が消えれば呪術界も人間社会もひっくり返る、済まないが命懸けで頼む」とメカ丸が言うと、呪詛師が姿を現していく。脹相らが目を覚ますと夏油は今後の動きを話そうとするが、獄門疆に異変が起こる。夏油が持っていた五条悟を封印した獄門疆が地面に落ちていった。

封印された五条は「物理的時間は流れてないっぽいね。まずったよなぁ、色々とヤバイよなぁ。ま、なんとかなるか。期待してるよ、皆」とつぶやく。

第92話『渋谷事変(10)』

日下部が「確かに駅に閉じ込められた分を差し引いたとしても人口密度低かったな」と言うい、禪院直毘人は「改造され建物内に待機していた人間が今になって非術師を襲い始めたか」と言う。七海は「だから我々も待機をやめ突入。仕方のないことですが対応が後手に回りすぎです」と言う。

七海が「だが一番気がかりなのは」と言うと、伏黒が「同時に降りた術師を入れない帳ですね」と答える。伏黒が「五条先生が現着してそこそこ時間が経ってる。何故このタイミングなんでしょうか」と聞くと「中で何かあったか、戦略上このタイミングである必要があったのか。確実に言えるのは無策で挑んでくるタイプではないということ。私は帳を降ろしている敵を。2人は片っ端から一般人を保護してください」と返す。どうタイミングで直毘人、七海、日下部の班が突入していく。

伊地知は「状況を確認次第新田さんはもう一度帳の外へ。中で電波が断たれる以上誰かが常に外にいなくてはならない。アナタにはその役をやってもらいたい。今から補助監督役だけでなんとしても連絡網を確立す。非番と窓の一部も動員すれば可能でしょう」と連絡するが、突如背後からサイドテール呪詛師に刺されてしまう。

サイドテール呪詛師におかっぱの頭の呪詛師が「貴方はこのまま帳の外でスーツの人間を狩り続けて下さい」と伝える。

呪霊たちの動向。東京メトロ渋谷駅B5F副都心線ホームでは、五条の封印には成功したが、獄門疆が五条悟という情報を処理しきれず、獄門疆を動かせずにいた。

真人がホームの天井に設置されたメカ丸に気づき破壊するが、夏油は「やられたね」とつぶやく。夏油たちの会話を聞いていたメカ丸は、虎杖に真人らがB5Fから五条を動かせないでいることを伝える。

メカ丸は「渋谷駅各地下鉄路線の隣駅から術師を向かわせろ。術師を入れない帳が上がり次第突入だ」と虎杖に伝える。虎杖は「向かわせろったって伊地知さんと連絡つかねぇし」と言う。「あ」と何かを思いつく。冥冥に「渋谷には誰がきてんの」と聞いたことを思い出し、帳の中に入って呪いを一瞬で祓いながら虎杖はビルを駆け上がっていく。

そして、超大声で「ナナミーン。ナナミンいるー!??五条先生があっ封印されたんだけどー」と伝える。これを聞いた七海は虎杖の元に合流しようとする。

状況がバレてしまい術師が総力を上げてB5Fに来ることを危惧する夏油ら。夏油が「私はここに残るけど皆はどうする?」と聞くと、脹相は「俺は弟の仇虎杖悠仁と釘崎野薔薇を殺す。その後高専に保管されている他の弟達を回収する」と答える。漏瑚が「釘崎とやらは知らんが虎杖は駄目だ、宿儺にする」と言うと、脹相が「関係ない」と答えたので漏瑚がキレるが、真人が「やっぱ俺も虎杖殺したいかな」と割って入る。

真人が「五条悟の実物を見た感じさぁ。五条を封印した今術師と呪霊は±0。宿儺が復活すれば超優勢ほぼ勝ちってことでしょ?」と聞く。夏油が「まぁそうだね」と答える。すると、真人が「じゃあさ今の戦力でも勝つ時は勝つってことじゃん。虎杖殺しちゃお。大丈夫、宿儺なんていなくたって俺達なら勝てるさ」と言う。

第93話『渋谷事変(11)』

「虎杖殺しちゃお。大丈夫、宿儺なんていなくたって俺達なら勝てるさ」と真人は言う。

漏瑚は「100年後の荒野で笑うのは儂である必要はない。呪いが人として立っていればそれでいい」と言ったことを思い出しながら「宿儺は味方ではない。復活したことで儂らが負うリスクの方が大きいかもしれん。だが宿儺が復活すれば確実に呪いの時代が来る。儂らは今の人間共とは違うのだ」

「死すら恐れず目的のために裏表のない道を歩む。それが偽物共にはない真髄だ」と言うが、真人は「違うっしょ。軸がブレようと一貫性がなかろうと偽りなく欲求の赴くままに行動する。それが俺達呪いだ。あー、違うって言ったのは呪いの在り方で復活案自体はアリだと思ってるよ」

「漏瑚と争う気もない。だからゲームをしようよ。俺が先に虎杖と遭遇したら奴を殺す。漏瑚が先なら指を差し出して宿儺に力を戻せばいい」と提案する。

「俺が先なら俺が殺る、いいな?」と脹相も参加する姿勢を見せる。

真人が「夏油はどちらかと言えば漏瑚派だろ?どうする?」と聞くと、夏油は「私は獄門疆を見てないといけない。遠慮させてもらうよ。好きにするといい。私にとって宿儺は獄門疆が失敗した時の代案に過ぎない」と返す。

漏瑚は「馬鹿馬鹿しい。術師達は虎杖も含め皆五条を助けにB5Fに向かって来る。ならばここで待てばいい、ゲームにならん」と言うが、真人と脹相が「よーいドン」と向かって行くと漏瑚も「待たんか」と向かって行く。

夏油が「呪霊の方が君達より利口だな」と言うと、菜々子と美々子が「返せ。私達はオマエに協力し非術師共を落とし続けた。約束通り夏油様の肉体を返せ。夏油様をこれ以上玩ぶな」と言う。

夏油は「返すわけがないだろう。君達の頭まで空っぽにした覚えはないんだがね。次術師と約束をする時は縛りであることを明確にするんだな。消えろ、それともこの肉体に殺して欲しいか?」と返す。すると、菜々子と美々子は「後悔するぞ」と言い消えていった。夏油は「後悔か。さてどんな味だったかな」とつぶやく。

五条悟救出へ。「ナナミーン」と叫ぶ虎杖。そこに、伏黒や七海が駆けつける。メカ丸が今の状況を説明していく。

状況を把握した七海は「まず帳を解かなければ」と考え「1級でしか通らない要請がいくつかある。外に出て伊地知君とそれらを全て済ませて来ます。3人はその間に術師を入れない帳を解いてほしい」と、虎杖・伏黒・猪野の3人に伝える。

さらに、猪野に「日下部さんや禪院特別1級術師もこの帳内にいるハズです。合流できた場合現状を伝えて協力を仰いで下さい。それから二人を頼みます」と伝える。

七海に頼られたことに感動する猪野。猪野は虎杖と伏黒に五条悟がいなくなって困る2つのことが告げられる。まず一つは五条家の失墜。五条家は五条悟のワンマンチームであり、五条悟が効かせていた融通で救われていた術師が数多くおり、そういう連中が最悪消されてしまうことになる。

もう一つはパワーバランスの崩壊。「五条悟がいるから」という理由で大人しくしていた呪詛師・呪霊たちが一斉に動き出してしまう。五条家の失墜で内輪がゴタついている間に戦争でも起きようものなら、日本では人間の時代が終わってしまう可能性がある。このことを頭に入れ、虎杖・伏黒・猪野の3人は五条悟を助けるため、まずは術師が入れない帳の解除に向かう。

そして、猪野の言った通り、さっそく五条悟が封印されたことで呪詛師た動き出していた。

第94話『渋谷事変(12)』

虎杖が思い切り帳を殴るが帳はビクともしなかった。

猪野は「まぁまぁの威力なだ」と言いながらも「マジかコイツ!?打撃だけなら七海サンとタメはるんじゃねーか?」と思っていた。伏黒が「相当強固な帳ですね。どこか脆い所を探して一瞬でもいいから穴をあけないと。中に入らないことには始まらない」と言うが、虎杖は「なんで?」と返す。

猪野が「なんでっていいかこれは術師を入れない帳。つまりバリアなんだよ。バリアってのは自分を守る、囲うもんだろ?こういう場合は原則として帳を降ろしてる奴は帳の中にいるんだよ」と説明する。虎杖は「でも原宿ではさ」と原宿の嘱託式の帳の話をする。

虎杖の話を聞いた猪野が「成程。帳で自身を囲わずに外に出ることで発見・撃退されるリスクを上げて帳の強度も上げる。コロンブスの卵というか。いやでも結界術の基本ガン無視してんじゃねーか。とんでもねぇ奴だな。これならさっきの虎杖の一撃で破れなかったのも納得がいく」と言う。

伏黒が「その理屈なら帳の基はかなり目立つ所にあるんじゃないですか?」と言う。「より見つかるリスクを抱えて更に強度を上げるってわけか」と猪野が言う。伏黒たちの予想通り、渋谷Sタワーの屋上に3人の呪詛師がいた。

その一人が「でも気付いた所でだよ」と言う。Sタワーには改造人間がウジャウジャおり、すぐには上がってこれないようになっていた。が、虎杖と猪野が鵺で一気に屋上までやって来る。

虎杖はワイヤーを呪詛師たちに引っ掛けるが、呪詛師たちはワイヤーをいなしていく。

虎杖は嘱託式の帳について事前に説明していた。「冥さんが言うにはもうそれには結界術が組み込まれてて後は誰かが呪力を込めればいいだけなんじゃないかって」と虎杖が伝える。伏黒が「ってことはそれさえ破壊すれば呪詛師は後回しでいいってことですよね」と言う。予定通り猪野が帳の基を破壊しようとするが、基は全部で3本あり、残り2本がないことに気づく。

残りの2本は呪詛師の一人が持っていた。虎杖は一瞬の隙を突いて呪詛師をワイヤーで捕らえる。虎杖はワイヤーを利用して建物に逃げ込み、伏黒に鵺を解かせて呪詛師を落下させようとする。

猪野は2人の呪詛師と対峙。「カワイイ後輩もできたことだしここいらで活躍してボチボチ俺も一級術師になっちゃうぞ」と意気込んでいた。虎杖が伏黒も元に現れ、落下した呪詛師を確認していた。伏黒は「俺は接地の瞬間を見てない。死体がキレイすぎる。術師といえど地上41階からの落下だぞ。起きろ、たぬきジジィ」と言う。

呪詛師は「まったく。若者は年寄りを労らんかい」と起き上がってきたのであった。

第95話『渋谷事変(13)』

ある日、猪野と七海は焼肉を食べに来ていた。

七海が「何故私の推薦にこだわるのですか。君の術式なら準一級くらいすぐなれます」と言う。猪野は「やっぱ筋って大事だと思うんすよ。特に呪術師みたいに血生臭い職業は。でも俺は頭悪いから筋の通し方が分からなくなることがある。だから迷った時こう考えるんです」

「『七海さんならどうするか』それで七海サンに認められずに一級ってのは嘘でしょ」と返す。オガミ婆たちと対峙する猪野は、「ボチボチ俺も一級術師になっちゃうぞ」と言いながら、来訪瑞獣。一番『獬豸』を発動。

獬豸には追尾性能があり、オガミ婆の孫の腕に命中する。「来訪瑞獣」は降霊術で、顔を隠すことで自らが霊媒となり、四種の瑞獣、獬豸・霊亀・麒麟・龍の能力を降ろし使用することができる。

猪野は「七海サンに任された以上2人を放ってはおけねぇがかといってコイツら引き連れていくのも違ぇよな。ベストは瞬殺して後輩ちゃんズと合流だ」と考えていた。猪野の来訪瑞獣を見て孫が「婆ちゃん今の」と言うと、オガミ婆は「あぁ、奇遇よの」と返す。猪野は「事実に即し自分を律する。慢心はない」と考えながら、二番「霊亀」を出そうとする。

虎杖の全力の拳、玉犬の爪が粟坂に命中。虎杖と伏黒のコンビネーションで攻撃していくが、粟坂はピンピンしていた。粟坂の小刀による攻撃は虎杖の腹部を軽く切るが、伏黒の蝦蟇の舌で粟坂は飛ばされていく。

粟坂は「元気元気。将来有望。殺り甲斐がある」と言い平気で起き上がってくる。虎杖と伏黒は「なんでダメージがねぇんだよ」と驚いていた。猪野が攻撃を仕掛けるが、孫がオガミ婆を守る。

猪野は「見立て通り大して強くねぇ。だが何が何でも身を挺してババアを守りやがる。何かある、急いだほうがいいな」と考えていた。そして、明らかにオガミ婆の雰囲気が変わる。

オガミ婆が「もうええぞ」と言うと、孫は「分かってるよ、婆ちゃん」と言って何かを飲み込む。猪野が獬豸で防ごうとするが、間に合わずオガミ婆は「禪院甚爾」とつぶやく。すると、孫の顔が禪院甚爾に変わっていく!?

第96話『渋谷事変(14)』

1989年12月7日、五条悟が誕生。

「パパ誕生日おめでとう」という少女が登場。

「プレゼントは私の制服姿でーす」と言う娘。パパは「別にいいけどさ、そんなに自信満々だといつかママみたいになっちゃうぞ?」と言う。娘が「えー?ママ嫌い?」と聞くと、「嫌いじゃないけど浮気したからなぁ」とパパが答える。すると「パパかわいそ」と言い、突如娘に首を刺されていく。

娘の顔が変化していく。その正体はオガミ婆だった。

パパが「ほのか。むすめはぁ?」と聞くと、オガミ婆は「殺した。降ろして化けるのには死体がいるからのう」と返す。パパを殺すと「今際の際に叫んどったのは母親の名前じゃったぞ」と言いその場を後にする。

森で粟坂「途中で破けてしまった」とつぶやく。粟坂は人の顔を生きたまま剥いでいた。

生き埋めにされた人間は「なんっでこんなことするんですかぁ」と言うと、「人を殺す仕事なんだ。人体の仕組みはよーく知っておかないとな」と頭の皮を剥いでいく。

「俺達は自由だった。年々活発になる呪霊の相手で術師達は手一杯。上手く立ち回れば何にも縛られずに自由に稼げる。自由に我儘に呪詛師は生きていた」と粟坂は考えていた。粟坂とオガミ婆に、五条家に六眼持ちのトータルの賞金がすでに億越えの五条悟が生まれたという報告が入る。

2人とも五条悟を見に行くが、一目見ただけで震えや汗が止まらなかった。

「年々力を増す呪霊。一瞬で理解した、その原因を。コイツだ、五条悟だ。陸上競技の不動の世界記録が急に更新されだすように。フィギュアスケーターがある選手を境に次々とジャンプの回転数を上げるように。五条悟が生まれて世界の均衡が変わったんだ」と考えていた。

粟坂の流儀。

「俺達は自由だった。晩年にしてその自由を奪われた。ふざけんな。俺は生涯現役。死ぬまで弱者を蹂躙する」という想いで、粟坂は虎杖・伏黒と戦っていた。

「マジでなんなんだよコイツ。タフとかいうレベルじゃねーぞ」と虎杖が言うと、伏黒は「十中八九奴の術式が絡んでる。攻撃の無効化?いや」と考えていた。伏黒が「五条悟が渋谷に来てる。さっさと帳の基を置いて逃げたらどうだ」と言う。「くっくっくっ、ハッタリが下手だな。『五条は封印された』オマエ達が言ったんだぜ、デカイ声でな。つーかだから呪詛師がハシャいでんだろ。五条が元気なら家で寝てるわ」と粟坂は返す。

伏黒は「やっぱりそうだ。コイツは五条先生に勝てない。だからコイツの術式は無効化なんて大そうなもんじゃない」と考える。「やる気がないならそろそろ殺すが?」と粟坂が言うと、伏黒は『脱兎』を出す。

脱兎が粟坂にぶつかるのを見ると、伏黒は虎杖に「一旦下がれ。奴の術式が分かった」と伝える。

第97話『渋谷事変(15)』

降霊された伏黒甚爾を見て「なんなんだコイツ」「有名な術師か!?」「立ち姿だけで分かる」「クソ強ェ」と猪野は感じており、来訪瑞獣の四番を繰り出そうとするが、一瞬にして背後に回り込まれ、被り物を奪われ顔面を殴られる。

そして、顔面を数発殴りまくる。

脱兎で囲まれていた粟坂は「数で陽動するタイプの式神。このまま式神の向こうからデカイ一撃をかますつもりか」と考えていたが、術式が解かれていく。

次の瞬間、粟坂の上空から万象に乗った伏黒恵が落下してくる。

粟坂はそれを平気で受け止めていた。伏黒が万象を消すと「出したり消したり忙しない。男ならハッキリしろい」と粟坂が言うと、伏黒が「そういうのは俺の担当じゃない」と言い、虎杖が車を投げ飛ばしてくる。

その隙に伏黒が粟坂に攻撃しようとするが、粟坂はそれに反応し、「コッチもエンジンかかってきたな。良し良し」と考えていた。虎杖は思い切り溜めて粟坂に攻撃を放っていく。粟坂の術式はあべこべというものだった。術式発動中に当たる攻撃は、強いほど弱く、弱いほど強くなる。

なので、やる気を出せば出すほど粟坂には勝てなくなり、粟坂は2人が術中にハマっていると思い込んでいた。が、伏黒はそれに気づいていた。

「虎杖よりタイミングをはずされた俺の打撃が効いていた。『攻撃用じゃない脱兎』も脱兎に囲まれた今もすぐに出ようとしない。地面に叩きつけられてもピンピンしてんのもそういうことだと思う」と伏黒が言う。

虎杖は「じゃあデコピンでブッ倒せる?」と聞くが、「いや弱すぎは駄目だ」と伏黒が返す。「ただのあべこべなら発動後に空気抵抗とかの微弱な力で自滅するはず。そうじゃねぇって事はあべこべにできる上限と下限がある攻撃に合わせて調整し術式効果や斬撃なんかはあべこべにした上で呪力で守ってるんだろ。だから規格外の五条先生には勝てないし複雑な術式とは相性も悪い」と伏黒が言う。虎杖は「となると同時だな。強い力と程々の弱い力で同時に叩く」と言う。

伏黒は粟坂に術式に気づいていることを悟られたくなかったので、このまま全力で馬力をアピールするフリをしていたのであった。そして、今その作戦を実行し2人で思い切り攻撃するフリをしながら打撃力の低い蝦蟇の舌でも攻撃を放っていた。

そこから一気に2人で畳み掛けていく。

粟坂は「この程度で調子に乗るなよ、ガキ共ォ」と吠えるが、虎杖の寸止めにより一人時間差攻撃により粟坂がやられていく。

まとめ

夏油は「乙骨憂太か。私はあの子にそこまで魅力を感じないね。無条件の術式模倣。底なしの呪力。どちらも最愛の人の魂を抑留する縛りで成り立っていたに過ぎない」

メカ丸は「もう渋谷の状況は変わっている。相手の結界術はコチラの数段上手だ。今渋谷には4枚の帳が降りている。A一般人を閉じ込める帳、B五条悟を閉じ込める帳、C術師を入れない帳」と止める。

タイトルとURLをコピーしました