【呪術廻戦3巻】ネタバレあらすじ感想|「百鬼夜行」を起こした特級呪詛師・夏油傑

暮らしのモノ

『呪術廻戦』は芥見下々による日本の漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2018年14号から連載中。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー・バトル漫画。

【呪術廻戦3巻ネタバレ】

第17話『退屈』

伏黒が「なんで初対面のアンタと女の趣味を話さないといけないんですか」

東堂は「京都三年東堂葵、自己紹介終わり。これでお友達だな、早く答えろ、男でもいいぞ。性癖にはソイツの全てが反映される」

「女の趣味がつまらん奴はソイツ自身もつまらん。俺はつまらん男が大嫌いだ。交流会は血沸き肉踊る俺の魂の独壇場。最後の交流会で退屈なんてさせられたら何しでかすか分からんからな」

「俺なりの優しさだ、今なら半殺しで済む。答えろ伏黒、どんな女だタイプだ」と言う。

伏黒は津美紀の言葉を思い出しながら、「別に好みとかありませんよ」「その人に揺るがない人間性があればそれ以上は何も求めません」

東堂は「やっぱりだ」「退屈だよ、伏黒」と殺気を放っていく。いきなり伏黒をラリアットで吹き飛ばしていく。

釘崎は真依に背後を取られ「あーあ、伏黒君かわいそっ。二級術師として入学した天才も一級の東堂先輩相手じゃただの一年生だもん、後で慰めてあげよーっと」と言う。

釘崎は「似てるって思ったけど全然だわ。真希さんの方が百倍美人」

「寝不足か?毛穴開いてんぞ」と返す。

真依はブチギレ、「口の利き方教えてあげる」と釘崎に銃を向ける。

東堂は「一目見た時から分かってた、あぁコイツは退屈だと。でも人を見た目だけで判断しちゃあいけないよな。だからわざわざ質問したのに、オマエは俺の優しさを踏みにじったんだ」と伏黒に近づく。

伏黒は「東堂、あの東堂か。去年起きた呪詛師夏油による未曾有の呪術テロ。新宿・京都百鬼夜行。京都の夜行に現れた一級呪霊5体、特級呪霊1体を一人で祓ったっていうあの東堂。だが特級に勝てる一級術師はいるにはいる」

「驚くべきは」と考えながら「アンタ術式使わないんだってな」と聞く。

東堂は「ん?あぁ、あの噂はガセだ、特級相手には使ったぞ」と返す。

伏黒は「一級には使ってねーのかよ、化物が」と考えながら、「鵺」+「蝦蟇」で「不知井底」を出していく。「相手はゴリゴリの近接タイプ」「距離をとり拘束する」と考えるが、一瞬で背後に回り込まれバックドロップを決められる。

ものすごい勢いで柱に叩きつけられ、突き上げられていく。

伏黒が不知井底で東堂を拘束するが、東堂には簡単に拘束を外されてしまう。伏黒が「下手に出てりゃ偉そうに」「そこまで言うならやってやるよ」と本気で戦おうとするが、狗巻が「動くな」。

東堂は身動きを封じられ、そこにパンダが殴りかかる。

パンダが「なんで交流会まで我慢できないかね。帰った帰った、大きい声出すぞ」と言うと、東堂は「言われなくても帰る所だ。どうやら退屈し通しってワケでもなさそうだ。乙骨に伝えとけ『オマエも出ろ』と」返す。

釘崎は真依にボコられていた。そこに真希が現れる。

第18話『底辺』

真希は真依に「おちこぼれはお互い様だろ。オマエだって物に呪力を籠めるばっかりで術式もクソもねぇじゃねぇか」と言う。

真依は「呪力がないよりましよ。上ばかり見てると首が痛くなるからたまにはこうして下を見ないとね」と返す。「あー、やめやめ。底辺同士でみっともねぇ。野薔薇、立てるか!?」

真依が「無理よ、しばらく起きないわ。それなりに痛めつけたもの」真希が真依の気を引いた隙に釘崎が背後から真依に襲いかかる。

釘崎が「おろしたてのジャージにばかすか穴空けやがって。テメェのその制服置いてけよ」真依は「次は体の穴増やしてやるわよ。あと、その足の長さじゃこれは着れないんじゃない?」と返し、釘崎は「おとす」と本気で真依を落とそうとする。そこに東堂が現れる。

東堂が「楽しんでるようだな」。真依は「冗談。私はこれからなんですけど」と返すが、東堂は「駄目だ。オマエと違って俺にはまだ東京に大事な用があるんだよ。高田ちゃんの個握がな」

「乗り換えミスってもし会場に辿り着けなかったら俺は何しでかすか分からんぞ。付いて来い真依」と真依を連れて退散していく。

釘崎が「何勝った感出してんだ。制服置いてけ、ゴラァ」と言う。

真希が「やめとけ馬鹿。ここじゃ勝っても負けても貧乏クジだ。交流会でボコボコにすんぞ」と返す。釘崎が真希に「さっきの本当なの?呪力がないって」と聞く。

真希は「本当だよ、だからこの眼鏡がねぇと呪いも見えねぇ。私が扱うのは『呪具』。初めから呪いが篭もってるもんだ。オマエらみたいに自分の呪力を流してどうこうしてるわけじゃねぇよ」と返す。

釘崎が「じゃあなんで呪術師なんか」と聞くと、真希は「嫌がらせだよ。見下されてた私が大物術師になってみろ。家の連中どんな面すっかな」と返す。釘崎は「私は真希さん尊敬してますよっ」と伝える。

呪術高専京都校学長の楽巌寺嘉伸は夜蛾を待っていた。「夜蛾学長はしばらく来ないよ。嘘の予定を伝えてるからね」と五条が現れる。

楽巌寺は「はて、その説とは」と返すと、五条は「とぼけるなよジジィ。虎杖悠仁のことだ。保守派筆頭のアンタも一枚噛んでんだろ」

楽巌寺が「やれやれ、最近の若者は。敬語もろくに使えんのか」

五条は「ハナから敬う気がねーんだよ。最近の老人は主語がデカくて参るよ、ホント」と返す。「ちょっと、これは問題行動ですよ。然るべき所に報告させてもらいますからね」と京都校二年の三輪霞が現れる。

五条が「昨晩未登録の特級呪霊2体に襲われた」

楽巌寺は「それは災難じゃったの」

五条は「勘違いすんなよ。僕にとっては町でアンケート取らされた位のハプニングさ。その呪霊達は意思疎通が図れたし同等級の仲間もまだいるだろう」

「敵さんだけじゃない。秤に乙骨、そっちの東堂、生徒のレベルも近年急激に上がってる。去年の夏油傑の一件、そして現れた宿儺の器」と言う。楽巌寺は「何が言いたい」と言う。

五条が「分かんないか。アンタらがしょーもない地位や伝統のために塞き止めていた力の波がもうどうしようもなく大きくなって押し寄せてんだよ。これからの世代は『特級』なんて物差しじゃ測れない」

「牙を剥くのが五条悟だけだと思ってんなら痛い目見るよ、おじいちゃん」、楽巌寺は「少しお喋りが過ぎるの」と返す。

五条は「おー怖。言いたいこと言ったから退散しよーっと。あ、夜蛾学長は2時間位でくるよー」と言い、去っていく。

その頃、東堂は無事会場に到着していた。

一月後、2018年9月神奈川県川崎市キネマシネマで上映終了後、男子高校生3名の変死体が発見されていた。真人に「映画館の、アナタがやったんですか」と話しかける青年がいた。

虎杖は変死体が発見された映画館の捜査に来ていた。

第19話『幼魚と逆罰』

順平は「嫌いな人間が死ぬボタンがあっても多分押せない。でも、僕のことを嫌いな人間が死ぬボタンなら迷わず押す」と考えていた。

順平が来た映画館には、学校でいじめを受けている学生たちもいた。順平はつばさという女子生徒の胸を見ていたということで詰められていた。

「で、見たの?」と聞かれると、順平は「見てないよ」と返す。「クソ、あの女、自分の立ち位置を僕で確かめて悦んでる。言ってやる、言ってやる」と「つばささんは自分で思ってる程可愛くないよ。それは3人共分かってる。それでもチヤホヤ持て囃すのは君がヤらせてくれそうだら゛っ」と言ったことでボコられていく。

学生が騒いでいるので「喋るな」「電源を切れ」と考えていたが、そこに真人が現れ形を改造していく。順平は改造された学生たちを見て、「さっきの人?。いや、こんなことが人にできるのか?。できたとして、それは本当に『人』なのか?」と考え、真人の元にやって来ていた。

真人が順平に「やったのが俺ならどうする?責める?。彼らは君にとって特別だった?」と聞くと、順平は「僕にも同じことができますか?」と返す。

七海が虎杖に「見えますか?。これが呪力の残穢です」と言う。

虎杖は「いや、全然見えない」と返す。七海は「それは見ようとしないから。私達は普段当たり前の様に呪いを視認しています。術式を行使すれば痕跡が残る、それが残穢。だが残穢は呪霊などに比べ薄い」

「目を凝らしてよく見て下さい」と伝える。

虎杖は目を凝らしよく見ると、少しだけ残穢を捉えることができた。

七海は「当然です、見る前に気配で悟って一人前ですから」虎杖が「気張ってこーぜ」と言うと、七海は「いえ、そこそこで済むならそこそこで」と返し、虎杖は「なーんか、噛み合わないなー」と感じていた。

七海は五条が呼んだ後輩呪術師だった。

虎杖が「脱サラ、なんで初めから呪術師になんなかったんスか?」と聞く。

七海は「まずは挨拶でしょう。はじめまして虎杖君」

「私が高専で学び気づいたことは呪術師はクソということ。そして、一般企業で働き気づいたことは労働はクソということ。同じクソならより適性のある方を、出戻った理由なんてそんなもんです」

「虎杖君、私と五条さんが同じ考えとは思わないで下さい。私はこの人を信用しているし信頼している。でも尊敬はしてません。上のやり口は嫌いですが私はあくまで規定側です」

「要するに、私もアナタを術師として認めていない。宿儺という爆弾を抱えていても己は有用であるとそう示すことに尽力して下さい」と伝える。

虎杖は「俺が弱くて使えないことなんてここ最近嫌という程思い知らされてる。でも俺は強くなるよ。強くなきゃら死に方さえ選べねぇからな」

「言われなくても認めさせてやっからさ、もうちょい待っててよ」と返すが、七海は「いえ、私ではなく上に言って下さい」と返す。

虎杖が七海に「監視カメラに何も映ってなかったんだよね?」と聞くと、「ええ、被害者以外は少年が一名のみです」と答える。虎杖が「じゃあ犯人は呪霊?」と聞くと、七海は「まぁ、そうですね」と返す。七海たちが向かった先には呪霊がいた。

虎杖が突っ込もうとすると七海が止め、「コチラは私が片づけます。虎杖君はそちらのもう1体を」ともう1体の呪霊を任せていく。

七海は「勝てないと判断したら呼んで下さい」と伝える。

虎杖は「ちょっとナメすぎじゃない?」と返す。七海は「ナメる、ナメないの話ではありません。私は大人で君は子供。私には君を自分より優先する義務があります」

虎杖が「ガキ扱いならナメられた方が良かったよ」と言うと、七海は「君はいくつか死線を越えてきた。でも、それで大人になったわけじゃない。枕元の抜け毛が増えていたり、お気に入りの惣菜パンがコンビニから姿を消したり、そういう小さな絶望の積み重ねが人を大人にするのです」と戦う構えを取っていく。

第20話『幼魚と逆罰―弐―』

七海は「私の術式はどんな相手にも強制的に弱点を作り出すことができます。7:3、対象の長さを線分した時、この比率の点に攻撃を当てることができればクリティカルヒット」

「私より格上の者にもそれなりのダメージを与えることができますし、呪力の弱い者であればこのナマクラでも両断できます。聞いていますか、虎杖君」と言う。

虎杖が「そういうのってバラしていいもんなの?」と聞くと、七海は「バレても問題のない術式、問題のない相手、またはバラすことでミスリードを誘うのであれば良いでしょう。メリットはあります。手の内を晒すという縛りが術式効果を底上げするのです」

「こんな風に」と言い、呪いを両断していく。

虎杖は「そもそも刀身がグルグル巻きなのにその上峰打ちでブッタ斬った」と考えていた。虎杖に呪いが襲いかかるが、躱していく。

虎杖は五条から「悠仁の呪力はさ、遅れてやってくるね。悠仁の瞬発力に呪力が追いついてない。呪力を留める技術も見術だから軌跡に残りがち。それが逆に変則的な呪力の流れを作ってる」

「拳が当たったと認識した直後に呪力がぶつかってくる、つまり一度の打撃に二度の衝撃が生まれる」と言われていた。虎杖は呪いに「逕庭拳」をかましていく。

七海は「素の力が人間離れしているのか。初撃が少ない呪力ながら並の術師の120%成立している。そこに時間差で流れ込んでくる本命の呪力。やられる方は想像以上に嫌でしょうね」

「伸び代もある、100%の体術に100%の呪力を乗せられる様になれば」と考えていた。七海が呪いに止めを刺そうとすると、呪いが腕時計をしていることに気づく。

呪いに止めを刺そうとする虎杖を七海が止める。七海がスマホで撮影した写真を見せると虎杖は「呪霊ってこういうの写んないんじゃ」と返す。七海は「落ち着いて聞いて下さい、私達が戦っていたのは」と説明していく。

虎杖と七海は家入から「人間だよ。いや、元人間と言った方がいいかな」と説明を受けていた。

家入が「映画館の3人と同じだな。呪術で体の形を無理矢理変えられてる」と言うと、七海は「それだけなら初めに気づけますよ。私達が戦った2人には呪霊のように呪力が漲っていた」と返す。

家入は「そればっかりは犯人に術式のことを聞くしかないな。ただ、脳幹の辺りにイジられた形跡がある。恐らく意識障害、錯乱状態を作り出すためだろう。脳までイジれるなら呪力を使える様に人間を改造することも可能かもしれん」

「脳と呪力の関係はまだまだブラックボックスだからな」と返す。さらに、虎杖に「コイツらの死因はザックリ言うと体を改造させられたことによるショック死だ。君が殺したんじゃない、その辺履き違えるなよ」と伝える。

七海がスマホを切ると、虎杖は「どっちも俺にとっては同じ重さの他人の死だ」「それでもこれは趣味が悪すぎだろ」と怒りの表情を見せる。

七海は「この子は他人のために本気で怒れるのだな」と考えながら、「あの残穢自体ブラフで私達は誘い込まれたのでしょう。相当なヤリ手です。これはそこそこでは済みそうにない。気張っていきましょう」と言う。

真人は順平に「『特級仮想怨霊』、そう呼ばれる呪霊がいる。呪霊は人間から漏出した呪力の集合体。実在しなくとも共通認識のある畏怖のイメージは強力な呪いとなって顕現しやすい」と伝える。

順平が「共通認識のある畏怖のイメージ、有名な妖怪や怪談ってことですか?」と聞く。真人は「そっ、トイレの花子さんとか九尾の妖狐とか色々。呪術師はそれらを特級仮想怨霊として登録し警戒してる。正体不明の強力な呪いもとりあえず仮想怨霊としてカテゴライズする辺り、それしか見えてないって感じだよね」

「でも人々が常に恐れているのはそんなお伽話じゃないだろう?」と返す。順平が「天災とか?」と言うと、真人は「君との会話はストレスがなくて助かるよ。大地を、森を、海を、人々は恐れ続けてきた。それらに向けられた呪力は大き過ぎるが故に形を得る前に知恵をつけ、今まで息を潜めていたんだ」と伝える。

順平が「真人さんは何の呪いなんですか?」と聞くと、真人は「人間」「俺は人が人を憎み恐れた腹から産まれた呪いだよ」と返す。

第21話『幼魚と逆罰―参―』

順平が「「好き」の反対は「無関心」なんて初めに言った人はちゃんと地獄に落ちたでしょうか。悪意をもって人と関わることが関わらないより正しいなんてあり得ない。『好きの反対は嫌い』。日本人って好きですよね、単純な答えを複雑にして悦に浸るの」と言う。

真人は「皆言葉遊びが好きなのさ、なぜなら人間は言い訳をしないと生きていけないからね」と言う。

真人は一人の人間をどこまで大きくできるかの実験とどこまで小さくできるかの実験をしていた。真人が「順平は死体に慣れてるの?」と聞く。順平は「どうでしょう。それが僕の母だったら取り乱し、真人さんを憎んでいたかもしれません。でも僕は人間の醜悪さを知っています」

「だから他人に何も期待していないし他人の死に何も思う所はありません。『無関心』こそ人間の行き着くべき美徳」と返す。

真人が「順平は人に『心』があると思う?」と聞くと、順平は「え、ないんですか?」と聞く。真人は「ないよ。『魂』はある。でもそれは『心』じゃない。俺はこの世界で唯一魂の構造を理解してる。それに触れることで生物の形を変えているからね。喜怒哀楽は全て魂の代謝によるものだ。心と呼ぶにはあまりに機械的だよ」

「人は目に見えないモノを特別に考え過ぎる。見える俺にとって魂は肉体と同じで何も特別じゃない。ただそこに在るだけだ」と返す。

真人は「分かる?。命に価値や重さなんてないんだよ。天地にとっての水のように命もただ廻るだけだ。それは俺も君も同じ、無意味で無価値。だからこそ何をしてもいい、どう生きようと自由なんだ『無関心』という理想に囚われてはいけないよ」

「生き様に一貫性なんて必要ない。お腹が減ったら食べる様に憎いなら殺せばいい。俺は順平の全てを肯定するよ」と言う。

七海から「ここ最近の失踪者、変死者『窓』による残穢の報告をまとめました。これである程度犯人のアジトが絞られます」と伝えられる。

虎杖は「おっし、乗り込むか」。

七海は「まだまだある程度。私は調査を続けますので虎杖君には別の仕事を。映画館にいた少年吉野順平。彼は被害者と同じ高校の同級生だそう。映画館の監視カメラはスクリーンに続く通路のみでしたが佇まいからして彼が呪詛師である可能性は低いと考えていました」

「ただ被害者と関係があるとなれば話は別です」と伝える。虎杖が「ジュソシ?」と聞くと、七海は「悪質な呪術師のことです」七海は虎杖と伊地知に吉野順平の調査を任せていく。

虎杖が行った後、伊地知は七海に「ある程度ではなくもう分かっているんですよね?。犯人の居場所」と聞く。

七海は「勿論。犯人はその気になれば残穢なんて残さずに現場を立ち去れるハズです。私達はまた誘い込まれています。単身乗り込むリスクと虎杖君を連れていくリスク、前者を選んだまでです。彼はまだ子供ですから」と返す。そこに虎杖が入り、「気をつけてね」と伝えてくる。

虎杖と伊地知は順平を発見する。

虎杖が「で、どうすんの?」と聞くと、伊地知は「これを使います」と答える。

伊地知が使おうとしているのは4級にも満たない低級の呪いの「蠅頭」。人気のない所で蠅頭に順平を襲わせ、呪いが視認できない一般人の場合そのまま虎杖が救助。視認できるが対処する術を持たない場合は虎杖が救助し、事件当日の聴取を行う。呪術で蠅頭を祓った場合、即時拘束という流れとなる。

ただ、二級呪術師以上のポテンシャルがあった場合、一度退いて七海と合流することにする。虎杖が「二級ならギリなんとかなると思うけどなぁ」と言うが、伊地知は「呪霊ならね。以前伏黒君が言っていましたね」

「通常、呪霊と同等級の術師が任務に当たると。つまり、二級術師は二級呪霊に勝つのが当たり前」「二級術師は一級呪霊に近い実力というわけです」と返す。

七海は下水道で「出てくるならさっさとして下さい」「異形、手遅れとはいえ人を殺めるのは気分が悪い」と言う。そこに真人が現れていく。

第22話『幼魚と逆罰―肆―』

七海は真人と五条を重ねながら、「似ている」「絵に描いた様な軽薄」「その奥にあるドス黒い強さ」と考えていた。

七海は十劃呪法で攻撃し、真人の左腕をえぐっていく。

真人が「俺ちゃんと受けたよね?。そういう術式?」と聞く。

七海は「『は?』他人任せな抽象的な質問は嫌いです」と返す。

七海は「ここまで会話が成り立つ呪霊。五条さんの報告にあった未登録の特級呪霊2体。無関係とする方が不自然か?」と考えていた。

真人が「ねぇ、アンタはさ、魂と肉体どっちが先だと思う?。ほらあるでしょ、卵が先か鶏が先かみたいな話。肉体に魂が宿るのかな?それとも魂に体が肉付けされているのかな?」と聞く。

七海は「前者」と答える。真人は「不正解、答えは後者。いつだって魂は肉体の先にある。肉体の形は魂の形に引っぱられる」と右腕を治していく。

真人は「治癒じゃない、己の魂の形を強く保っているんだ。もう分かったでしょ、俺の術式は魂に触れその形を変える」と「無為転変」を発動していく。

真人が「人間を小さくしてストックしてるんだ。一般人は形変えちゃうとそのうち死んじゃうけど呪術師はどうかな?」と言う。七海は「18時半、今日は11時から働いているので何が何でも19時にはあがります」

吉野順平に外村先生が声を掛ける。

外村が「聞いたか?。佐山・西村・本田、亡くなったって。オマエ、仲良かったよなぁ」と言うと順平は「は?」と怒りの表情を見せる。

外村が「友達もいないオマエをよくかまってやってたろ。それなのに葬式にも出ないで。一緒に行ってやるから線香だけでも上げに行こう」

順平は「教師って、学校卒業して学校に勤めるからおよそ社会と呼べるものを経験してないですよね。だからアンタみたいなデカい子供が出来上がるんでしょうね」とブチギレる。

外村が「何をブツブツ言ってんだ?」「引きこもっておかしくなったか?」と言うと、順平は殺意を向ける。

そこに、虎杖が突っ込んでいく。

虎杖は「あ、コイツ見えてるな」と感じていた。

虎杖が「なぁ、ちょっと聞きたいことあるからさ、面かして」と言うと、順平は虎杖のボタンに気づいていく。外村が「待て、今俺が話してるだろ」と止めるが、虎杖は外村のズボンを脱がして持っていってしまう。

速攻で虎杖が順平の元に戻ると、順平は「わざわざあんな事しなくても僕だけ引っぱっていけば良かったんじゃ」と言い、虎杖は「でもオマエ、アイツ嫌いだろ」「嫌いな奴にいつまでも家の前いてほしくねーだろ」と返す。

七海は真人との戦いで大怪我を負っていた。「残念ですがここから時間外労働です」とつぶやく。

第23話『幼魚と逆罰―伍―』

真人はストックしていた改造人間を繰り出し七海に攻撃する。

七海は躱しながら「形を変えるのに元の人間の質量は関係ないのか?。どちらにしろ私の術式とは相性が悪い」と考えていた。

七海は改造人間が「タすけでぇ」と言っているのを見て、家入が「一度改造された人間はまず助からん。襲われたら迷わず殺せ、それが被害者のためでもある」と言っていたのを思い出していた。

真人が「あー、ゴメンゴメン。いっぱい練習したからさ、大きさ変えてもすぐ死ぬことはないけど脳?意識?の方はまだ精度悪くてさ。そうやって魂の汗が滲み出ることがあるんだ」

「気にせず続けよう」と言うと、七海は「気にしてなんかいません。仕事に私情は持ち込まない主義なので」と怒りの表情を見せる。

真人が「アンタ何級?」と聞く。七海は「一級」と答え、真人は「強いわけだ、実験体としてベスト。俺は運がいいね、感謝するよ」と真人の脇腹に触れていく。

真人は自分の足を改造して脚力を上げ、一瞬で七海との間合いを詰めていた。

真人は「呪術師は呪力で体を守ることはできても魂を守ることはしてきてない。第一に己の魂を知覚する、これができなきゃそれは叶わない。でも、多少は無意識に魂を呪力で覆っているようだね」

「そうでなきゃアンタは今頃俺の手駒さ。まぁ、あと2・3回触れて人間やめさせてあげる」と言う。

真人が「こんなもんか一級呪術師。よく逃げ回ったけど色々と限界でしょ」と言う。七海は「残念ですがここからは時間外労働です」

そして、七海の呪力が増えていく。

真人は「時間外労働?、時間による縛り。さっきまでは自ら呪力を制限していたのか」と考える。

七海は「私の術式は対象を線分した時、7:3の比率の点を強制的に弱点とするもの。線分するのは全長やウィングスパンだけではありません。頭部・胴・上腕・前腕などの部分までは対象として指定できます」と術式の開示をしていく。

さらに、「そしてこの術式は生物以外にも有効です」と口にし「この呪霊の祓い方、現時点で考え得るのは1つ、呪霊の呪力が尽きるまでダメージを与え続ける、こちらはあまり現実的ではない。2つ、全身を一撃で粉々にする」と考える。

拡張術式の十劃呪法「瓦落瓦落」を発動していく。

真人は「相討ち覚悟の広域攻撃、これは流石に避けた方がいいかな」と考えるが、七海に足を攻撃される。七海は「一旦退きます。足、はやく治した方がいいですよ。お互い生きていたらまた会いましょう」とその場を離れていく。

順平と話す虎杖は伊地知に電話するが繋がらなかった。順平は真人に「うずまきのボタンをしている学生にあったら仲良くするといい、彼らは呪術師なんだ。きっと順平と気が合うよ」

と言われたことを思い出しながらも「でも呪術師って真人さんの敵だよな」と考えていた。虎杖は「あーっ、もういいや、聞いちゃえ」と「この前オマエが行った映画館で人が死んでんだ。なんか見なかった?こういうキモイのとか」と聞く。

順平は「いや、見てないよ。そういうのハッキリ見える様になったの最近なんだ」と答える。

虎杖は「じゃあ、もう聞くことねぇや。でも一応俺の上司みてぇな人が来るまで待ってくんない?」と映画トークに花を咲かせる。それを見る夏油の姿があった。

第24話『幼魚と逆罰―陸―』

順平と虎杖は映画トークで盛り上がる。虎杖が「今度オススメあったら映画に連れてってよ」と連絡先を交換しようとすると、順平の母親が現れる。

順平の母親が虎杖を夕飯に誘うと、虎杖のお腹はものすごい勢いで鳴り、夕飯をご馳走になることになる。瓦礫の中から真人が出てくる。

「あっはっは、見かけによらず無茶するなぁ、あの術師」と言うと「随分派手にやったな」と夏油が現れる。真人は「バラバラにすり潰されても魂の形さえ保てば死にはしない。呪力の消費も自己補完の範疇だ。それち自分の魂の形はどれだけイジってもノーリスクのようだね」「次は思い切って色々やってみるよ」

夏油が「相手の呪術師は?」と聞くと、真人は「どうかな、一度退くと言っていたけどガレキの下かも」と返す。

虎杖が伊地知に吉野順平の自宅に行くことを連絡すると驚くが、「たとえ吉野順平がこの事件に加害者側として関わっていたとしても今の虎杖君ならすぐやられるようなことはないでしょうか」と考えながら、「私もすぐ向かいます」と伝える。

「ただこれは監督する立場として大失態。チャランポランな五条さんならまだしも大人オブ大人の七海さんに叱られたら私は多分泣く」と考え車で虎杖の元に急いでいく。

定時より早い連絡が七海から来て「ハイ、叱られる」と伊地知は電話を取るが、七海から「位置情報を送ったのでピックアップお願いします。一度高専に戻って家入さんの治療を受けます」という連絡だった。

伊地知が「すぐに虎杖君と合流。そちらに向かいます」と言うと「一緒にいないんですか?」と圧をかけられる。

七海は真人の言葉を思い出しながら、「あの呪霊は子供だ。恐らく発生してからそこまで時間が経っていない。貪欲に自分の成長を楽しんでいる。五条さんが戦った特級呪霊は領域展開まで会得していた」

「奴が生きていたらその段階まで上り詰めるのにそう時間はかからないだろう。加えてこちらの予想を遥かに超える被害者数。1秒でも早く祓わないと取り返しのつかない事になる」と考えていた。

呪いが迫る

吉野家では、順平の母親を交え虎杖の話で盛り上がる。

順平の母親が酔って寝ると、虎杖は「母ちゃんいい人だな」と言う。順平は母親から「学校?いいんじゃない?行かなくても。アンタぐらいの年頃は何でも重く考え過ぎるからね。学校なんて小さな水槽に過ぎないんだよ。海だって他の水槽だってある、好きに選びな」と言われていた。

順平が「虎杖君のお母さんはどんな人?」と聞くと、虎杖は「あー、俺会ったことねーんだわ。父ちゃんはうーっすら記憶あんだけど俺には爺ちゃんがいたから」と返し電話に出る。

順平が「虎杖君は呪術師なんだよね?。人を殺したことある?」と聞くと、虎杖は「ない」と答える。順平が「でもいつか悪い呪術師と戦ったりするよね、その時はどうするの?」と聞く。

虎杖は「それでも殺したくはないな」と返す。順平が「なんで?悪い奴だよ?」と聞くと、虎杖は「なんつーか一度人を殺したら『殺す』って選択肢が俺の生活に入り込むと思うんだ」「命の価値が曖昧になって大切な人の価値まで分からなくなるのが俺は怖い」と返す。

虎杖が帰り、順平はベッドに横になりながら「人に心なんてない。その考えに救われた。力を与えてもらった。でも僕が人を殺すことであの魂が穢れてしまうなら僕に人は殺せない」と考えていた。

目が覚めた順平の母親はテーブルの上に置かれた宿儺の指を見つけると、背後には呪いが迫っていた。

第25話『固陋蠢愚/オマケ』

里桜高校での事件後、吉野順平の自宅から実母吉野凪の遺体と剥き出しの宿儺の指が見つかる。

宿儺の指に寄せられた呪霊に襲われたとみられる吉野凪の遺体は腰から下が欠損していた。現場には目視で確認可能な血痕はなく、吉野凪の遺体は寝室に横たわっており、掛け布団をめくるとあるだけの保冷剤と氷嚢が敷き詰められていた。

虎杖は七海に「俺は足手纏いかよナナミン。次はちゃんと連れてってくれ。仲間が死にました。でも僕はそこにいませんでした。何故なら僕は子供だからです」と言う。

「駄目です。知っての通り敵は改造した人間を使う。どうしようもない人間というのは存在します。この仕事をしている限り君もいつか人を殺さなければならない時がくる。でもそれは今ではない、理解して下さい。子供であるということは決死罪ではない」。七海は虎杖に吉野順平の監視を頼んでいく。

真人は順平に「これは呪いを呼び寄せる呪物なんだ。人を呪うことで金を稼いでいる呪詛師は多い。そういう連中の仕事だろう」

「コネと金さえあれば人なんて簡単に呪い殺せるんだよ。心当たりはないかい?。君や母親を恨んでいる人間もしくは金と暇を持て余した薄暗い人間に」と言う。学校では全国読書感想文コンクールの表彰状が行われていた。最優秀作品に選ばれていたのは伊藤翔太。

伊藤は隣の男に「おーい、何してくれてんの」「適当に書けっつたろ」「最優秀賞なんかとらせやがって、死ぬか?」と小声で言う。真人が帳を下ろしていく。

夏油は真人に「悪いね真人、私の残穢を残すわけにはいかないから。帳の効果は?」

「内からは出られない外からは入れる。あくまで呪力の弱い人間はだけど」と返す。

夏油が「住宅地での事前告知のない帳、すぐに窓が通報するだろう。君の考えている絵図が描けるといいね」と言う。真人は「大丈夫じゃないかな。順平が宿儺の器を引き当てた時点で流れはできてるんだ。2人をぶつけて虎杖悠仁に宿儺優位の縛りを科す」と返す。

真人が「あの指、貴重な呪物なんだろ?」。夏油は「いいんだ、少年院の指はすぐに虎杖悠仁が取り込んでしまったからね。吉野順平の家に仕掛けた方は高専に回収させたい」と返す。

真人が「悪巧み?」と聞くと、「まぁね、それじゃ私はお暇させてもらうよ」と去っていく。

高校の体育館では人が倒れていた。

先生が生徒に「おい、どうしたオマエら。しっかりしろ、大丈夫か!?」と聞くと、順平は「死にはしないよ。先生、ちゃんと見ててね。これまでのこともこれからのことも」と返していく。

順平は伊藤に「聞きたいことがある。アレを家に置いたの、オマエか?」と聞く。伊藤が「?何の話ー」と返すが、左腕が呪われていく。

順平は伊藤をボコりながら「まだ自分が質問を質問で返せる立場だと思っているのか。オマエは死ぬんだよ、質問の答えがイエスでもノーでもだって僕にオマエの嘘を見抜く術はないし。そうされるだけのことをオマエはしてきたからね。最期くらい誠意を見せてくれ」と言う。

伊藤が「ごめ゛んなっざい」と言うが、順平は「で?」「だから?」と返す。

虎杖現着

そこに虎杖が駆けつける。

虎杖が「何してんだよ、順平」と言うと、順平は「引っ込んでろよ、呪術師」と返していく。

まとめ

順平と虎杖と七海(ナナミン)と真人。東堂がすべて。東堂がすべてなんだ。伏黒は「アンタ術式使わないんだってな」と聞く。東堂は「ん?あぁ、あの噂はガセだ、特級相手には使ったぞ」と返す。いい意味で東堂なんだよ。MyBEST。

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