【笠の家紋】「高橋」の名字のルーツは高い橋ではない?

Life-column

「神の降臨を願う」タカハシという苗字はたいへん古く、大きく2つの系統を持つ。

天皇家の料理を担当した膳(かしわで)氏は、天武13年(684年)朝臣(あそみ)姓を賜った際に高橋と改称したという。万葉歌人の高橋虫麻呂がよく知られている。

髙橋殺生丸(せっしょうまる)だと殺生丸様の名字がそうだと新時代。

大和国の高橋は神に仕えた一族

「高橋」は古代氏族にも存在し、姓にも名字にもあるという比較的珍しい例だ。高橋は地名にも多く、住む場所の地形にちなんで名字になることもあった。現在の高橋のもっとも有力なルーツとされるのが大和国(奈良県) 布留(ふる)の高橋に根ざした高橋一族である。

姓氏研究家の森岡浩さんは『一個人』4月号の中でこう語る。「同地には橋があるのですが、付近が渓谷になっており、地表から見ると橋は高いところにある、つまり“高橋”なのです。かつての時代、橋は非常に珍しいもので、その土地の象徴として地名や名字にもよく使われました」。

高橋姓の代表家紋は竹に雀、切り竹に笹などの竹笹紋で、竹は神が降臨する神木なのでいかにも高橋氏に似つかわしい。また、三つ柏などの柏紋もあるが、柏は古代の食器でもあり、こちらも高橋氏の職種をよく表している。他に、笠、鷹の羽、剣菱、杏葉(ぎょうよう)、花菱、三つ鱗など。こちらも天武天皇から高橋姓を賜った子孫が祖神を祀ったのが始まりという、奈良と同じような伝承を持っている。

高橋さんは古い名字

孝謙天皇の子孫と伝えられる膳氏の一族で、天武天皇の時に高橋朝臣の姓を賜り、天皇家の台所を預かった高橋氏です。天皇家の台所を預かる職には、安曇氏という一族まありましたが、奈良時代末に失脚し、以後は高橋氏が独占しました。

こちらは摂津、信濃、越後などに広がって栄えました。神職を務める家系が高橋となったものがあります。高橋とは高い橋で、この橋は天と地をつなぐ柱のことを指し、神を招くためのものでした。実際に天にまで届く柱はたてられませんから、人々は神聖な土地に高い柱を立てて祀りました。

この神事を勤めた神職の家が高橋といわれるようになりました。いづれにしましても、高橋さんは「高橋氏文」で安曇氏との席次争いの正当性を主張したり、日本書紀、新撰姓氏録にも記載のある由緒ある姓です。

高橋さんは先にありますようにランキング第三位の大姓ですが、都道府県単位で見てみますと1位となっているのは群馬県一県だけ。二位となっているのは1道3県、三位が東北、関東4県と愛媛,香川と偏りなく広く知られています。

家紋は高い柱をあらわす竹や笹紋、竹が立つの笠(竹冠に立つ)紋が多く使われています。

終わりに

高橋留美子原作『犬夜叉』。『犬夜叉』は、1996年から2008年まで『週刊少年サンデー』で連載された、戦国時代を舞台にした妖怪漫画である。主人公は、タイトルにもなっている犬夜叉。

妖怪の父と人間の母のあいだに生まれた「半妖」だ。この犬夜叉が現代と戦国時代を行き来することのできるヒロイン・日暮かごめとともに、砕け散った「四魂の玉」(妖怪の妖力を高める玉)の欠片を集めながら、同じ玉を狙う奈落という邪悪な半妖(やその他の妖怪たち)と壮絶な戦いを繰り広げていくさまが全56巻(少年サンデーコミックス版)にわたって描かれる。

なお、前述の殺生丸とはその犬夜叉の異母兄のことだが、彼のほうは完全な妖怪であり、それゆえ物語初登場時からしばらくのあいだは、半分人間の血が流れている弟のことをかなり見下している。ところが物語が進んでいくにつれ、この冷酷な妖怪の中で温かい“何か”が芽生えていき、それが『犬夜叉』という作品全体にある種の深みを与えているのは間違いないだろう。『殺生丸(せっしょうまる)』の魅力についてまた書いてみたいと思う。

妖怪と人間の本格的なバトルアクションを描きたかったのかもしれない。いずれにせよ、そうした著者が最初に思い描いた方向性とは別に、本作の根底には、「価値観の違う者同士がわかりあうことは可能なのだろうか」という読者への問いかけがあるように思えてならない。人種、国境、宗教、階級、思想、それらが生み出す価値観の違いや差別が、これまで数多くの争いの火種になってきた。人は他者を理解することでわかりあえるのではないか。いや、きっとわかりあえるはずだ。

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